PEOPLE 人を知る

先輩社員のサクセスストーリー SUCCESS STORIES

できない自分と向き合い
大切なことを学んだ
4年間の歩み

意気揚々と設計に配属したが大きな壁が立ち塞がった

私は新卒入社後、研修期間を経て設計に配属となりました。先輩同行や現場での経験で万全の準備を行った上での配属だったので自分でも「ある程度できるだろう」という軽い自信みたいなものがありました。しかし思うような成果は出せませんでした。見込みのお客様ができ商談にはなるものの契約にならなかったり長引いたりと、何が悪いのか自分でも掴めず、2年後、社長と相談した結果、現場管理へ異動することになりました。

設計から現場管理に異動したことで得られた気づき

図面上では日々プランを作成し詳細までわかったつもりでいましたが、実際の現場でのことは何も想像できていなかったな、というのが正直なところです。
例えば、扉や建具の名前があってもどのような部材でどんな構造なのか、それを現場で施工するにはどのような手順で各工程でどんな問題が起こる可能性があるのか、などです。納め方ひとつとっても大工さんによって何通りもあってとても覚えられないくらいです。しかし、再現性を高めるために標準化できれば効率化が図れます。そしてお施主様にも喜んで頂ける仕組みになるのではないかと考えています。

大工さんや協力パートナーさんとの信頼関係をつくるためにまず取り組んだこと

  1. 1回ミスしたらその内容を記録して覚えておく
  2. わからない場合は相談する
  3. お客様に「現場ではこのようになりますが、イメージと合っていますか?」と確認する

特に3は重要です。お客様もカタログやCADの立体3Dで内容は把握していても実際の現場のイメージは見てみないとわからないことも多いのです。だから確認して頂くようにしています。「思っているもののと違った」ということが後からわかると手戻りになってロスになります。また過去に同様のケースで問題が起こった場合は、入念に行います。そういう意味でもトラブル事例の蓄積化は大切だと考えます。

今後、取り組みたいこと

現場の細かな納まりを整理していきデータとして残していきたいです。それによって現場が始まる前に大工さんにお任せではなくこちらから納め方を提示できるようにしたいと思います。また現場の世界ではよく「ケースバイケースだよ」と言われます。それを可能な限り少なくしたいというのが今のテーマです。なぜなら、再現性を高めたいからです。図面をみて始めからどんな問題がありそうか?予想しておけばリスクも下がっていきますからね。

本社 現場管理チーム 2020年4月新卒入社

香川県出身、島根大学総合理工学部卒業。小さい頃、アイアンマンを観て感動したことがきっかけでモノづくりに興味を持った。
好きなもの:ロボット、歴史ある建築物を観ること
趣味:現在、模索中です。